持ち家を売却したら建物のクリーニングはどうする

無事に家を売ることができた場合ですが、買い主に建物を引き渡すまでのクリーニングは、それが契約書に記載されていない限りは強制ではありません。多くは家庭における清掃レベルで問題ないはずですが、ときどき購入者が希望することもあるようです。

 

そういう時は仲介業者に相談し、プロに依頼するかどうか、どの程度までやるか等を検討しますが、相手の希望の度合いにもよるでしょう。住宅ローンなどの債務で抵当権がついている土地家屋等は売買できるのでしょうか。

 

結論から言うと、担保に入った状態でも自由に売買できますし、売買に伴う所有者移転登記も可能です。とはいえ、物件を担保にしてお金を借りた方がもし借金の返済を滞りなく終わらせてくれなければ、債権者が担保(当該不動産)の競売手続きを進めるため、いずれは見ず知らずの人の持ち物になってしまうわけです。

 

単純に言うと、抵当に入った家というのは危険要素が満載ですから、売りにくいのです。物件の査定額を決定する査定基準には、多くの細かな項目がありますが、マンションの場合はおおよそ二つに分類できます。第一に、地理的環境に分類される項目です。

 

つまり、生活の利便性の高さに付随する周辺環境や景観、あるいは交通機関の充実など、マンションの建っている「場所」に対する評価になります。もう一つが物件自体の査定になります。

 

一般的には、築年数はもちろん、間取り、設備、階層、共有スペースの状態、あるいは騒音問題や電車などによる振動、部屋の日当たりや方角、また、セキュリティー設備もチェック対象になります。こうしたポイントを一つ一つ細かく確認して最終的なマンションの査定額が決定されます。